フロビシャー

luupに乗ってる人って全員意識高い系ですよね

ラボ主

完全に偏見です

こんにちは、フロビシャーです!

今回は、アトピー治療における3つのアプローチの内の、脳のストレス=思考の癖に関するトピックです。

前回の記事で書いたように、難易度としては

脳 >>> 運動 > 食事

の順です。

なぜ脳が一番難しいのかというと、一般的にあまり知られていなくて情報が少ないというのもありますが、何より、構造を把握することの難しさにあります。

自分の癖を自分で気付くのって難しいじゃないですか。そんな感じです。

ともあれ、対策を打つには何事もまずは構造を理解することが重要なので、

本記事では、アトピーの症状を悪化させる思考の癖が、どのようなメカニズムで発生しているのか、その構造と解決策を説明していきます!

いざ、エクソダス!!!

思考の癖のループ構造

まず、脳へのストレスとは、すでに書いてきた

「敵意識」「べき思考」「罪悪感」

などの思考の癖です。これらの思考の癖は単体で発生しているわけではなく、密接な関連性と流れがあるのですが、この流れが重要なので、それを順々に説明していきましょう。

①アトピック・エネミー

※アトピック・エネミー:本人が気付かないくらいさりげなく、潜在意識に敵(毒)を増やして精神を侵食するワザ。この効果を無効にするには、敵(毒)でないことが論理的に納得できるまで勉強するしかない。

諸悪の根源は、文字どおり敵(=悪=毒)という認知が発生するところからスタートです。シンプルに

「〜はよくない」こんな感情ですね。

「善か悪か」「正しいか間違っているか」に重きを置いている状態です。

②アトピック・スパルタン

※アトピック・スパルタン:べき、べからず思考に囚われ、真面目過ぎてリラックスできない状態。減点主義とも言う。

敵(=悪=毒)とみなした対象が出てくると、次は、その対象に打ち勝たなければ、回避しなきゃ、排除しなきゃ、みたいな思考が生まれます。

「砂糖は毒だから、一切口にすべきでない」

「運動不足は悪だから、毎日1時間ウォーキングしなければならない」

のような、べき・べからず思考ですね。

③アトピック・ギルティ

※アトピック・ギルティ:甘い物などを意志の力で我慢し、我慢の限界が訪れた時に感じる罪悪感。甘い物そのものよりも悪影響

べき・べからずが増えると、当然、日々の生活では我慢したり、抑制したりすることが多くなります。

欲求を意志の力でコントロールしようとしている状態とも言えるため、必ず我慢の限界が訪れます。

思い出して下さい。意志の力というのは、ガガンボの脚力と同等なのです。

「我慢」は「我慢の限界」までがセットと覚えましょう。

意志の力に頼った強引なダイエットをすると、必ずリバウンドするのと同じことです。

そうして、べきことを守れなかった時、

「本当はいけないのに、〜してしまった」

という感情になります。これが罪悪感です。

そして、ここからがポイントです!

罪悪感を感じた後、再び始めのアトピック・エネミーに戻るループになってしまうのですが、敵意識というのは、「内」と「外」の2方向に向かいます。

内→自分自身

外→外部環境

です。これは、内が7で外が3、みたいに「配分」が分かれているわけではなくて、「表出の度合い」が分かれています。

どういうことかと言うと、同じように敵意識は強くても、外部環境に表出しにくい人、反対に外部環境に表出しやすい人がいるのです。言葉を選ばずに言うと、

外部環境に表出しにくい人 = 陰キャ

外部環境に表出しやすい人 = ヤンキー

みたいなイメージです。

敵意識の強さの観点では、陰キャとヤンキーは表裏一体なのです。

(僕はオラオラ系にアトピー少ない説を密かに提唱しています)

これは各人の性質によるのですが、殊、アトピーの人に関しては、外部環境に表出しにくい人が圧倒的に多いです。

そして、表に出せない敵意識というのは、自分自身に向かいます。

「なんでこんなこともできないんだ」

「こんな自分には価値がない」

みたいに、人には優しいのに、自分に対してだけやたらオラオラ系で接してしまうのです。

これがアトピーの人特有の自分責め(=自己否定)です。

そして、「このままじゃダメだ、、」と思った分だけ、さらに我慢しなければ、さらに回避しなければ、と、一段と強化されたスパルタンな思考に陥り、再び我慢の限界が訪れ、、、といった具合に、どんどんループにハマっていきます。

これが、脳へのストレスを発生させる思考の癖のループ構造です。

これを、「アトピック・スパイラル」といいます。

※アトピック・スパイラル:敵意識→我慢→罪悪感→より強い敵意識といった思考の癖による負のループであり、脳ストレスの大きな要因

このアトピック・スパイラルを断ち切ることが、脳ストレスへの根本的なアプローチになります。

ちなみにループというくらいなので、それが始まった最初の最初があるのですが、それはかなり重要な問題でありまして、実はあなたの幼少期にまで遡る必要がある(要は長くなる)ので、ここでは説明を割愛します。。

ループを断ち切る方法

構造を説明したところで、次にこのループを断ち切るにはどうすればいいかという話ですが、

「罪悪感を感じるな!」と言っても無理な話だし、

「べきべからず思考をやめろ!」と言っても、それは新たな「べきこと」が発生するだけです。

なので、アプローチすべきは、このループの始まりである「敵意識」であります!

アトピック・エネミーの解決方法というのは、自分が敵(=毒=悪)だと思っているものを、敵ではなかったと理解できるまで学習することでした。

ここをもう少し具体的に説明していきます。

何をもって「敵ではなかったと理解した」となるかというと、これにも流れがあります。

①理屈の理解

   ↓

②メリットの発見

   ↓

③敵ではなかった

これを武装解除三段論法と言います。 (※は?)

例えば、砂糖が敵だと思っている人は、「砂糖のデメリットしか見えていない」状態と言えます。

栄養について勉強された人ほど、砂糖にメリットなんかあるわけないと思い込みやすいですが、メリットがあるから身体は砂糖を欲するようになっているのです。

そして、メリットが見えていないことの背景には、「なぜ自分が甘いものを食べたいと思っているか」を、理屈で理解していない問題があります。

砂糖については重要なので別の記事で詳しく解説するので、ここでは端的に説明しますが、

例えば、砂糖が欲しいと思う背景には、

・単純に食事からの糖質摂取量が足りていない

・夜間低血糖

・イライラ=負の感情を溜め込みすぎている

・寝不足

などなど、、いくつもの側面があります。それらを一つ一つ理解していく毎に、砂糖を摂取することによるメリットの部分が見えてきて、敵意識というのはかなり緩和されていきます。

「なるべくしてそうなってたんだな」という感覚です。

そうして敵意識がほぐれてくると、距離感がうまくとれるようになります。

「砂糖断ち」みたいな強い言葉で言い表されるような、0か100かみたいな極端な距離感ではなく、

20とか50とか、その時々でバランスを取れるようになってくるのです。

そのバランスが取れる状態というのが、アトピック・エネミーが外れたニュートラルな状態です。

そうなったらしめたもので、

甘いお菓子を食べたところで、罪悪感を感じることは大してなくなります。

なぜ食べたくなっているのかが理屈で分かっているので、べき思考を強めることなく具体的な対応が出来るのです。

以上が、脳ストレスを与える思考の癖を減らす具体的な方法です。

最後に

今回は、思考の癖のループについてお伝えしてきましたが、こんなことをアトピーの治療法として伝えているところは、ほとんど無いと思います。

そのくらい分かりづらくて根深い問題であり、特定の分野の専門家であるほど気付きにくい領域だからです。

これには残念ながら特効薬はなくて、地道にコツコツ思い込みを外していく我慢強さが必要です。

こう書くと「なんか大変そう、、」と思われるかもしれませんが、ご安心下さい。

手前味噌ではありますが、アトピック・ラボでは、例にあげた砂糖はもちろん、食べ物だけじゃなくて、アトピーの人が陥りがちなあらゆる対象について、みなさんの敵意識を緩めるための内容を発信していきます。

「〜はよくないからやめて下さい」みたいな安直な方法論でよくならないからアトピーで悩む人がこんなに多いのです。

むしろ、そこが売りで始めたブログなので、ここが他とは一線を画すところだと期待して下さい!

あと、ぜひ覚えてほしいのは、思考の癖を外していくことは、自分自身を縛っていた思い込みを外していくプロセスなので、それが外れれば外れるほど、元気になっていく(=身体が軽くなっていく)ものです。

なので、いま思考の癖が強い人ほど、伸び代が大きいということでもあるので、都合よく前向きに捉えましょう!

ラボ主

ものは捉えようですね