
フロビシャー
人間と猫だと、もちろん人間が主人ですよね?

ラボ主
自惚れないでください
今回は、スマホに使われないための最強のアプリをご紹介します!
前回の記事でお伝えしたように、われわれ現代人の生活にかかせないスマホは、もはや「スマートなフォン」ではなく、「空気と水と食料の次に大切なもの」レベルに重要な存在となりました。
その一方で、「スマホ依存」という言葉もできるほど、多くの人がスマホに時間を奪われすぎることが社会問題になっています。
しかし!
どれたけ重要な存在になろうとも、スマホはしょせんスマホ。道具であることに違いありません。
道具は人間に使われるべきで、人間に道具が使われるべきではありません。
そのため、「スマホと適正な距離を保つ」というのは、現代人にとっての必須リテラシーとなりました。
なので、もしいまスマホに使われている自覚のある方は、是非この記事を読んで、スマホに本来あるべき主従関係をたたき込みましょう!
先に言っておくと、このアプリはAndroid限定です。
ですが、正直このアプリのためだけにiPhoneから乗り換えてもいいと思えるほどの価値がありますので、iPhoneユーザーの方も一読いただければと思います!
最強のスマホ依存対策アプリ
早速ご紹介しましょう。僕が愛用してやまない最強のスマホ依存対策アプリがこちら!
その名も、、
Lock Me Out
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teqtic.lockmeout
日本語に訳すと、「私を締め出して!!」です。
非常にアメリカ的で直接的なネーミングです。
このアプリは無料版と有料版(465円/月)があるのですが、確実に有料版をおすすめします。
このアプリを入れることで浮く時間を考えれば、絶対にこの金額以上の価値があるからです。
本気でスマホ依存という社会問題を解決しようとするなら、政府はこの機能を全てのスマホに標準搭載すればいいのにと本気で思っているくらい優秀です。
どんだけ褒めるねん!って話ですが、
このアプリの凄さを一言で言うならば、「かゆいところに手が届きまくっている」ところです。
なんと言うか、このアプリの作り手自身が、本当にスマホに時間や集中力を奪われるのにうんざりして設計したんだろうな〜というのが、めちゃくちゃ伝わるのです笑
結果として、スマホ依存対策アプリは数あれど、ここまでユーザーのニーズを的確に汲み取ったアプリは他にないと思います。(2025/08現在)
では、具体的にこのアプリの何がすごいのか、みっちりプレゼンさせていただきます!
Lock Me Outのすごいところ①解除するのに課金しなければならない
まず、こういったスマホロック系のアプリの価値というのは、「いかにその時々の気分に左右されないで強力にロックしてくれるか」です。
そこら辺のアプリは、パスワードで解除出来たりとか、ちょっとポチポチやれば解除できてしまう甘めの仕様であることがほとんどだと思いますが、
Lock Me Outの解除条件は「お金」です。
※パスワードにもできますが、絶対にお金にしましょう。
結局、これがシンプルかつ最強です。

よくあるマスターパスワードで解除できる仕様だと、なんだかんだ覚えて気軽に解除してしまう恐れがあるのと、
かと言って家族や友人にパスワードを設定してもらって自分で一切解除できなくすると、緊急で解除したい時に困ります。
あと、スマホロックアプリというのは、何度も試行錯誤して自分なりのベストな設定を追求していくもので、結構な頻度で設定に微修正を加えます。
そのため、いちいち他の人に解除してもらわなきゃいけないのは非常に面倒くさいです。
その点、1人で完結できて、緊急時には即解除できる「お金」での解除というのは丁度いい縛り具合なのです。
金額は以下の額の中から自由に選択できます。

僕は¥465に設定していますが、経験上、この額でも十分な抑止力があります。
今まで一度もお金を払ってまで解除しようと思ったことはありません。額よりも、お金を払うという行為自体が抑止力として強いのだと思います。
もし、そんな少額じゃ解除してしまいそうであれば、迷わず最高額である¥12,400を選択しましょう。
それでも解除してしまう方は、申し訳ないですが僕じゃ手に負えないので他の手段を探して下さい。
ですが、大体の方は、僕と同じように少額でも解除する気が失せると思いますので、その辺はぜひ試しながら調節してみて下さい。
Lock Me Outのすごいところ②ロックの発動条件を位置情報で指定できる(有料版)
これが僕が有料版をおすすめする一番の理由です。「課金解除システム」に並んで、この「位置情報による制限」をかけられる点も、他じゃ滅多にない機能だと思います。
家に帰るたびにロック開始ボタンを押さなきゃいけないような仕様だと、その時々の気分に左右されてしまうし、
かと言って、一般的な「時間帯による制限」だけだと、生活リズムが常に一定な方は問題ないかもしれませんが、そうでない方には不便なことが多いと思います。
スマホを使いすぎて後悔する時のパターンって実は限られていて、
多くの場合、家にいる時にSNSやVODやゲームでだらだら時間を消費してしまうというパターンが多いのではないでしょうか?

逆に言えば、この家の中でのスマホ利用をコントロールできれば、7〜8割くらいはスマホ依存を克服できたと言っても過言ではないと思います。
繰り返しますが、スマホロック系のアプリの価値というのは、「いかにその時々の気分に左右されないで強力にロックしてくれるか」です。
その点、「位置情報による制限」というのは非常に便利で、その場所に行けば勝手にロックが発動するので、その時々の気分に左右されることは一切ありません。
また、ロックの種類も
・その場所にいる時に特定のアプリを禁止する
・その場所にいる時に特定のアプリを許可する
という2種類の制限をかけられるようになっていて、例えば、家にいる時は、SNSやVODやゲームだけを使えないようにする設定にしたり、職場にいる時は、電話とメモとラインだけを使える設定にしたり出来ます。
余談ですが、僕の経験上、「寝る前」と「起きた直後」にスマホを見ないのが一番重要で、そこを抑えておくと、あとはなんか上手くいくことが多いです。
これを、オセロ効果と呼んでいます。(※は?)

ちなみに、有料版にすることで、位置情報のロック以外にも
・アンインストールと改ざん防止
・ロックアウトの無制限の数
・ブロックされたアプリからの通知を隠す
の機能が使えるようになりますが、圧倒的に位置情報でのロックのメリットが一番大きいです。
Lock Me Outのすごいところ③アプリだけでなく、ウェブサイトもロックできる
このアプリでは、特定のウェブサイトもロック出来ます。
例えばYouTubeのアプリをロックしていたとしても、ウェブ版のYouTubeが使えれば、そちらを使ってしまうかもしれません。
そんな抜け道も一切排除することが出来ます。
他にも、つい時間を潰していまいがちなニュースサイトや画像検索サイトなんかも一括でロックすることが出来て便利です。
Lock Me Outのすごいところ④ロック開始直前の設定変更が出来ない
例えば22時からロックを開始する設定にしていたとしても、直前の21時55分くらいになって、
「やっぱ気分が変わったからロックするのをやめよう」と甘えた思考が思い立って、設定変更できてしまっては意味がありません。
そんなことを見越して、このアプリでは、ロック開始の10分前からは、設定を変更できないようになっています。
でも、その前なら変更できるのであれば一緒じゃないかと思われるかもしれませんが、そこが絶妙で、この10分というのが、ちょうど今の時間に気がついて設定を変更したいと思い出すのを防ぐ絶妙な時間なのです。
このあたりが、痒いところに手が届くと言いますか、
「確実にロックする!」という作り手の意図がよく伝わってくるポイントです。
Lock Me Outのすごいところ⑤多様なロック条件
さきほどの有料機能である「位置情報での制限」以外にも、もちろん無料版で使える基本的な「使用時間による制限」や「時間帯による制限」もあります。
これらを組み合わせることで、自分に合った最適なロック設定を作ることができます。
例えば、家でYouTubeをだらだら見てしまうのをやめたければ、「位置情報による制限で常にロック」し、家では一切YouTubeを見られないようにできます。
それに加えて「使用時間による制限」 もかけることによって、外出先であっても、1日の中で2時間だけしかYouTubeを使えないようにする、といったこともできます。
おすすめ設定
では次に、より具体的なイメージをもってもらえるように、実際に僕がどのような設定でアプリを運用しているのかを紹介します!
参考になれば幸いです。
まず、これがアプリのメイン画面です。

通常のロックアウト、使用状況ロックアウトの2種類あります。
使用状況とは、何時間使用したらロックするといったロックアウト設定です。通常とは、それ以外のロックアウト設定です。(ネーミングが少し分かりづらい)
上から説明していきます。
通常のロックアウト①集中

これは、カフェなんかで勉強や作業をする時にONにするロックアウト設定です。
「気付いたらスマホを触ってて1時間経っちゃってた!」

みたいな事態を回避できます。
・YouTube
・Spotify
・メルカリ
・Netflix
・ブラウザ(一部のサイトを除く)
など、作業をする上で集中を阻害されそうなアプリや、息抜きがてら開いた時に、つい時間を消費してしまいそうなアプリにロックをかけています。
ブラウザの「一部のサイトを除く」というのはどういうことかと言いますと、
勉強なんかしてると、調べ物なんかで「どうしてもこのサイトにはアクセス出来るようにしたい!」みたいな場合もあると思いますが、そんな時に例外的にいくつかのサイトにはアクセスを許可する除外設定ができるのです。
これは大変便利で重宝しています。
もしこのモードをONにする前にスマホをいじってしまうのであれば、カフェの場所で位置情報ロックアウトを設定して、そのカフェではSNSは一切使えないようにする、みたいなのもありかもしれません。
通常のロックアウト②自宅永久

これは在宅時に時間にかかわらず常に発動するロックアウト設定です。
・YouTube
・いくつかのウェブサイト
をロックしています。僕はSNSをやらないのですが、XやインスタグラムやTiktokなんかで時間を使いすぎる方は、ここに入れるのがおすすめです。
先ほど書いたように、一番危険なのは
家(特にベッドやソファ)×SNS
なので、この設定で回避しています。どうしても使いたければ、ちょっと散歩して離れればいいというのも安心感があります。
通常のロックアウト③自宅夜

自宅でも基本的には使いたいけど、ずっとではなく寝る時間帯だけのロックアウト設定です。
・ブラウザ
・メルカリ
をロックしています。
使用状況ロックアウト④YouTube

位置情報で、自宅では常にYouTubeにロックをかけていますが、外出先でも2時間/ 日までしか見られないように設定しています。
実家に住んでいてテレビを見る習慣があった頃は、長くても毎日2時間までくらいしか見ていなかったのと、
ある程度の時間制限を設けることで動画を厳選する習慣を作り、レコメンドに流されて「気付いたらどうでもいい動画見ちゃってた!」という状況を回避する意図で設定しました。
使用状況ロックアウト⑤ジャンプ

息抜きで漫画を読むために入れている、ジャンプ+というアプリ用です。
エンタメ系のどのアプリもそうですが、アプリを楽しんでもらおうと、あの手この手で回遊したくなる設計になっているので、
それに屈することなく、45分/日までしか使えないようにしています。
はい…以上の5つが、僕のロックアウト設定の全てです。
ここに至るまでに何度も何度も調整を加えて、今の設定に落ち着きました。
この作業に終わりはなくて、生活習慣に変化があれば、その度に調整を加えていきます。
やってみれば分かりますが、微調整を加えていって、うまくハマった時が結構楽しいです。
そして、その度にこのアプリの完成度の高さに恐れ入ります。
これを使っていると、カスタマイズ感というか、
いい意味で、自分の行動が環境設定次第で変わることがわかってくるので、
「意志の力≒ガガンボの脚力」に重要性を置いた習慣設計ではなくなり、無駄に罪悪感を感じで自分責めすることが減ります。
「今回は上手くいかなかったから、次は設定をこう変えてみよう」みたいな具体的な修正案が思いつく感じですね。

これがアトピック・ ギルティを減らす上でも超大事な感覚です。
※アトピック・ギルティ:甘い物などを意志の力で我慢し、我慢の限界が訪れた時に感じる罪悪感。甘い物そのものよりも悪影響。
最後に
さて、以上がLock Me Outの紹介でしたが、いかがだったでしょうか?
本気でスマホ依存に悩まれている方には刺さる内容だったのではないでしょうか…!!
なんでiPhoneには無いんだよ!

って思われる方もいると思いますが、どうやらiPhoneの設計上、ここまで外部アプリに権力を持たせて強力にロックさせることは不可能なようです。
なので、特にアトピーの方は、Androidへの乗り換えを検討されるのもありかもしれません。
パソコンとか全部Appleで揃えている人には少しハードルが高いかもしれませんが、特に最近のAndroidとiPhoneなんて出来ることはほぼ同じです。
僕も以前はiPhoneユーザーでしたが、AndroidにしてからはApple IDが必要なくなって、googleアカウントに一本化できたのが地味に嬉しかったです。
iPhoneの時からメールはgmailだったし、ブラウザはChromeでしたからね。
あと、iPhone高すぎです。
最初の乗り換えさえ頑張れば、あとはもう楽ちんなので、是非この機会に試してみてください!
自律神経の整った生活を復活させましょう!

ラボ主
猫は人間のように依存しませんがね
知的でクールで奥行きがあって情熱的なのに、愛嬌もあって親しみやすい人間愛にあふれた地球の宝です。